藤乃庵(モデルハウス)のお茶室兼書斎の入口はR型にデザインをしています。
和風でお茶室なのにR型なんて、なんで洋風デザインなの?って思われるかもしれません。
でも伝統的なお茶室の入口はR型デザインが良く見られるのです。
給仕口や茶道口と呼ばれる亭主側の入口の様式で火頭口とか火灯口と呼ばれる形です。 R型という表現ではなく、火灯形、櫛形とよばれるような伝統的なかたちをルーツにデザインしてみました。
この書斎兼茶室は、お茶室形式にそったものではなく、現代の生活スタイルの中でテレワークや読書などちょっと籠れるスペースを、というコンセプトで計画しています。(コロナ前からテレワークの時代を読んで設計しています。)
なのでにじり口と茶道口を兼ねた設計かつデザインです。(ちなみに地窓はにじり口の形式をイメージしています。)
少しかがみながら入った和室は日常とは少し違う世界です。
ちょっと疲れた時に、息抜きに一服(お茶)しながらお庭を眺めよう。
そんな提案をしています。
和室から見るリビングは家族の日常でしょう。