こんにちは!設計の山口です。
暑い、暑い参議院選挙が終わりました。
多くの国民の心が動いた夏だったのではないでしょうか。
投票に行っても意味がないと思う時代は終わりました。
近年、一票一票で結果が変わる事が実感される時代が来たのではないでしょうか。
選挙は始まりにすぎません。
自分に何ができるかを考えて、子供たちの未来の為に頑張りましょう!
さて、本題です。
前回は箸休めに別のテーマにしましたが、今回はまたまた水の話に戻ります。
サムネ画像は、麻生太郎氏が『水道はすべて民営化する』といった時の画像です。
麻生氏の娘・彩子さんはフランス人と結婚しており、相手はフランスのヴェオリア社の幹部であるとされています。
(ヴェオリア社:フランスの世界最大級の水処理・廃棄物処理・エネルギー管理を手がける総合環境インフラ企業)
選挙期間中に大阪ではありませんが、また『水道民営化』の話が話題に上がりましたね。
選挙の度にどこかでこの話題は上がっていると思います。
水道民営化で外国資本に水道というインフラが売り渡してしまうと、
我々にとってリスクがたくさんあります。
それでは、
水道が外資に買われてしまうと一体どんなリスクがあるのでしょうか。
水道が民間企業に運営されるようになると、運営方針は一変します。
公共の使命から「利益重視」へ。
企業にとっては、水は「商品」です。
安全を守る検査や老朽化した設備の修繕など、目に見えにくい部分はコストとされ、
真っ先に削減対象になることも…。
その結果、水質管理の頻度や基準が緩和されてしまう可能性があるのです。
もちろん、すべての民営化が悪いわけではありませんが、
世界ではすでにいくつもの“失敗例”があります。
たとえばフランス・パリでは、水道を民間に任せた結果、料金は上がり、透明性は下がり、水の質への信頼も揺らぎました。
そして最終的には、市がふたたび運営を取り戻す「再公営化」へと動いたのです。
さらに怖いのは、非常時の対応力の低下。
民間企業がコストを削った結果、災害時のバックアップ体制が機能せず、飲み水の供給が止まってしまうリスクも否定できません。
日本の水道は、世界でもトップレベルの安全性と品質を誇っています。
その背景には、利益ではなく「市民の命」を守るという、公の責任がありました。
これを“利益”の論理に委ねてしまって、本当に良いのでしょうか?
水道料金や経営効率だけではなく、「水の質」という目に見えない価値にも、しっかり目を向ける必要があります。
水道の民営化、それは水そのものの“質”や“安心感”を問う選択でもあります。
水道民営化だけではありません。
水源も外資に買い漁られています。
今日飲んだその一杯が、10年後も変わらず安心であるために、もっと水の未来に関心を持たなけれならないと感じます。
大阪では水道民営化の予定はなしとされているようですが、
ちょうど選挙という国民が政治への関心が高まっているタイミングであったので
水の話に絡めて投稿してみました。
浄水器は日常生活で個人出来る対策ですが、選挙での投票や反対運動もできる事の一つのように感じます。