昔と今で夏の雨の降り方が大きく変わってきています。
昔は夕立と呼ばれる現象で、夕方一時的に雨が少し降る程度でしたが、最近では「ゲリラ豪雨」「線状降水帯」と呼ばれる大雨・豪雨が降ります。
ちなみにゲリラ豪雨は「局地的短時間の大雨」、線状降水帯は「広い範囲に長時間・激しい雨」で降る範囲と降り続ける時間で言葉を使い分けるようです。
最近ニュースで線状降水帯による道路の冠水や排水口から水があふれる様子をよく見かけます。
降る雨の量に対してインフラの排水量が追いついていない状態です。
当社で現在分譲中の「松原ココラス」では家づくりの前の段階、造成工事の段階から大雨時の排水対策を行っています。
上に掲載している写真が最近の様子で、下に掲載している写真が分譲前の造成時の写真です。
現在公園のある場所の地下に大型の雨水貯留槽を設置しています。
通常よりも多い雨が降った際一時的に雨水を貯めておく巨大なタンクのようなものです。
このタンクへ一旦雨水を貯めておくことで、排水口からの逆流や側溝から水が溢れ出すことを防止します。
また松原ココラスに関しては分譲地内の排水と分譲地外の排水の経路が違うので、分譲地内で排水による冠水や逆流は起こりにくい設計になっています。
こちらは当社で建替えられたお家の事例です。広い庭があるお家で雨水がたまらないように設計しています。四角に区切られたコンクリート土間それぞれに勾配をもたせ水が流れるようにし、四角く区切られた土間と土間の間に砂利を敷いた目地を設けて、水を地面に浸透させるようにしています。
台風10号が近づいてきています。大雨・暴風が予想されます。
皆様どうかお気をつけてお過ごしください。