今年のゴールデンウィーク5月3日に岡山で開催された「晴れの国おかやま24時間・100キロ歩行」に参加しました。
制限時間24時間以内(10:00~翌10:00)に全長100キロのコースを歩破する大会です。
100kmと言えどただ歩くだけだと舐めてかかると悲惨な目にあいます。
普段トライアスロンやフルマラソンに参加している自分にとって、この100km歩行は楽勝だと高を括っていたのです。
その結果、最初に参加した2018年のびわ湖100km歩行大会では70km地点でリタイア。
今回この岡山の大会はそのリベンジとして参加しました。
100km歩行がマラソンや自転車競技、水泳ほどの筋力や体力が必要かと言えば必要なくて、大切なのは100km歩き続けれるよう足裏のケアをするのが重要なのです。
長時間歩き続けていると足裏に水膨れができて激痛がはしります。1回目の挑戦時は水膨れによる痛みを庇う様に歩いたために股関節も痛み出し、結果歩けなくなりリタイアになりました。
今回はその経験を活かし、いかに足裏に水膨れを予防できるか色々事前準備を行い大会に挑みました。
長時間歩いて自分の足のどの部分に水膨れが出来るのかをまず把握、そして水膨れができる部位に対して事前にできることは何か、などなど大会前の練習時に何度もトライ&エラーを繰り返し、歩行距離を伸ばしていきました。
できた対策としては、指同士の摩擦を防ぐ為に五本指ソックスを履く、水膨れができそうな部位に保護クリームを塗っておく。
水膨れができる原因を一つ一つ潰していった結果シューズが合っていない事に最終的に気づきましたが、シューズを変えて新たな不安要因が増えるリスクを考えると、シューズはそのままにしました。
100kmのコースは交通整理もされていない一般道を歩きます。信号などの交通ルールは当然守らないといけません。また参加者一人一人GPSで位置情報が管理されていて、途中バスやタクシーなどを使ったらバレてしまいます。
コース上には10km間隔くらいでエイドが設けられていました。エイドではキュウリやイチゴ等が配られたり、卵かけご飯やうどん、御汁粉といった炊き出しのあるエイドもあり、これだけでお腹いっぱいになります。大きなフルマラソンの大会よりも断然エイドが充実してました。
競技時間の半分は夜間でライトと反射タスキを身に着けます。
いくら事前準備をしたとはいえ足裏に水膨れができて激痛を我慢しながら歩き続けます。深夜エイドでご飯を食べた影響もありますが、足裏の痛みのある中睡魔が襲います。コースは田舎の真っ暗闇、目が空いているのか閉まっているのか、起きているのか寝ているのか分からない瞬間が多々ありました。
歩いていると辺りが次第に明るくなり、日が昇り始めます。太陽が見え始めると長かった競技もあともう少し、もう少しと言ってもあと2・3時間歩かないといけません。
両足裏の水膨れがとても痛い。痛みが強すぎて失神しそうなくらいです。一度水膨れができてしまうと施しようがなくただ耐えるしかありませんでした。
一緒に歩いていた人にどのような対策をしているか聞いてみたところ、ロキソニンを服用していると言ってました。
みんな痛いのは一緒の様です。
痛み、疲労、睡魔と戦いながら何とかゴールにたどり着くことができました。残念ながら制限時間を少し越えてしまい、完全リベンジとはなりませんでしたが、過去の苦いリタイアの経験を払拭する事ができて良かったです。
次回は完全リベンジを目指して、今から足裏対策をまたしていこうと思います。