なぜ・・・世界中で日本の住宅に和室が生まれたかというと、大きく理由は二つあるといわれています。
一つ目は、島国であると言う事。単一民族の為、争い事が少ない、猛獣がいない為に常に用心していつでも逃げ出せるという必要が無いので、靴を脱いでくつろいで生活ができると言う事だそうです。
二つ目は、日本人の特有の心です。農耕民族の為穏やかな性格で、何事にも好意的に見る心があるそうです。そんな心から生まれたのが茶道や華道です。心が望んだものあり必要だからこそ和室が自然と生まれたといえるそうです。
和室・・・お家を計画する際、最近であれば和室を一室設けるかどうかは迷うところです。来客用と思い確保しても、いつの間にか物置代わりになってしまったということもあります。
和室を最大限に生かすポイントとして、リビングの一角を癒しの畳コーナーにしたり・・・小上がりの和室にしたり・・・と最近、和室を設けることが少なくなってきた様な気がします。
四季を楽しみ、自然を感じることを大切にしてきた日本の住まい。
畳を敷き詰めた和室は、障子や襖などの建具でゆるやかに仕切られ、光や風をほどよく取り入れて快適に過ごすことができる空間です・・・