リニア中央新幹線の東京と名古屋間の開業が12年後の2027年、さらに名古屋から延伸して大阪までやってくるのに今から30年後の2045年と予定されています。
30年後と言えば僕も60才を越えています。その頃は情報化が今以上に進んでいて、観光以外に移動する目的がなくなるかもしれません。
30年後を待っていてはリニアに乗る機会を無くしてしまいそうでしたが、すでに実用化されている中国上海のリニアモーターカー(上海トランスピット)に乗れる機会があったので、乗ってきました。
年始ミャンマーからの帰り、飛行機の乗換えで上海の虹橋空港から浦東空港へ移動する時に利用しました。
虹橋空港からまず地下鉄(2号線)に乗り、リニアの始発駅である龙阳路駅(龍陽路駅)まで行きます。そこでリニアに乗換え終点の浦東空港へ向かいました。
上海リニアは龍陽路駅と浦東空港間の距離約30kmを約7分で運んでくれます。この間の最高速度は時速300km。距離が30kmと短いので、300kmまで加速したかと思えば、すぐに減速しはじめます。
乗り心地は振動も揺れもなく特に普通、初リニアで心高ぶっていたため、あっというまに終点の空港についてしまいました。約7分の乗車で運賃が50元(約900円)、飛行機の乗換え時間が短かったので移動時間を短縮できて良かったのですが、ちょっと割高。両方の空港をリニアで結んでくれれば運賃が高くても利用する人が増えそうなのに。
この中国のリニアと、今日本で計画中のリニアとは少し違うみたいですが、リニア中央新幹線の大阪への延伸が前倒しになるようであれば、乗ってみようかなと思います。