ミャンマーの旧首都ヤンゴンから道なり約200km北東、標高1100mの山の上にあるチャイティー・ヨー・パゴダに行ってきました。上の写真の通り、山頂に巨大な岩があり、その岩が落ちそうで落ちない事から信仰の対象になっています。
ミャンマーも地理的に日本と同様、大陸のプレートが交わるところに位置しており、地震が起こりやすい地域です。過去の大きな地震でもこの大きな岩は落ちていません。
岩自体にアンカー等で固定されているわけでもなく、本当に崖に岩がのっているだけです。
岩の上に建ててある仏塔の中に仏の髪が祀られていて、それが岩のバランスを保っているともいわれています。
ミャンマーの仏教徒にとっては一度は訪れたいという大切な場所の一つだそうで、参拝にきている方皆熱心にお祈りをしていました。
仏教に熱心な国民性ゆえに、万が一この岩が落ちるような事があったなら、国の一大事にでもなるんではないかと、思ってしまいました。
チャイティーヨーへは麓のキンプンという町から山へ登っていきます。山へは山頂へ続く登山道で歩いて行く、舗装された道をトラックで行く、またはその道を歩いて行くか、行き方は大きく三つありましたが、時間が無かったのでトラックに乗り山頂まで行ってきました。
朝6時頃の山頂行トラック乗り場の様子です。参拝者が一番多いラッシュの時間帯の様で、トラックに人が満員になりしだい出発。トラックも随時やってきて待たずにすぐに乗車できました。トラックは日本で使われなくなった中古車を改造したもので、大量に人を載せて斜度15%を超えるような道を1時間ほどかけて10kmも進んでいきます。ヒルクライム好きにはたまらない坂道でした。
岩のまわりにテラスが整備されていて、岩をぐるっと眺めれるようになっています。そして岩に近づき、実際に触れる事ができるのですが、別途料金がかかり、荷物を預けないといけません。近くで売っている金箔を買い、岩に貼りつけるとご利益があるみたいです。