三重県桑名市にある洋館、六華苑に行ってきました。
場所は東海道53次の桑名宿のすぐそば、イギリスの建築家ジョサイア・コンドルの設計で、山林王の諸戸清六の家です。コンドルは鹿鳴館を建てた建築家です。
明治期の建物で、この時代の建物らしく洋館と和館が併設されています。
洋館を見るとかわいい水色の外壁と4階の塔が目につきます。

明治、大正期の建物ではとにかく上へ上へと、望楼がある建築が多いのが特徴です。
客人を見晴らしの良い部屋で接待したのでしょう。昔から権威と高さは相関関係があるのかもしれません。
この塔は計画時には3階の予定だったそうで、それが建築中に施主の希望により「揖斐川が見渡せるように」と急遽4階になったとか。
構造は木造で、ステンドグラスや家具など当時のモダンでおしゃれな暮らしが目に浮かびます。

照明やドアノブがかわいいです。
スイッチや壁紙も綺麗です。
和館のスケールにも驚きでした。大広間とその周囲をぐるりと廊下が囲むのですが、ずらりと導く畳廊下が圧巻でした。
上部の換気のガラリの意匠もユニークでした。
このガラリ、今でもすっと左右に動くのです。当時の大工さんの技術力に驚かされます。
コンドルさんは「日本の西洋建築の父」と呼ばれていて、日本の女性と結婚され、亡くなられるまで日本で過ごされたそうです。




