こんにちは!設計の山口です。
『水道水に含まれる有害物質』最終回です。
最近、水道管の老朽化で水柱が立っている映像がニュースで話題になりましたね。
全国でこうした漏水事故が年間2万件以上起きているそうです。
日本の水道管の多くは、1960〜70年代にかけて高度経済成長期に敷設されたものであり、水道管の交換目安とされる40年が過ぎ、全国の水道管が壊れ始めています。
実は老朽化は破損事故だけではなく、水質にもさまざまな問題が生じることがあります。
古い水道管には鉛管が使われているものがあります。
現代では鉛管の使用は禁止となった事で少なくなっていますが、地域によってはこの問題があるそうです。
鉛は非常に有害な物質で、特に妊婦や子供に対して重大な健康リスクをもたらします。鉛の摂取は、神経系の障害や発育障害を引き起こすことがあり、長期的には高血圧や腎臓障害を引き起こすリスクも高まります。
また、鉄管の場合は鉄やマンガンが溶け出し、金属的な味や臭いがすることがあります。鉄やマンガンは健康に大きな影響を与える事は少ないそうですが、単純にそんな臭いのする水を飲み水や料理に使いたくないですよね。
ご存知の通り、インフラの老朽化対策は遅れています。
今のペースだと全てを改修するのに130年以上かかる計算になるそうです・・・
浄水場で綺麗にされていても、家庭に届くまでに汚れてしまうというのが今回のテーマでした。
3回に渡り、健康目線で見た水道水のお話をお送りしました。
やはり水は生きる上では欠かせないものなので生活の中で安心して使用したいですね。
日本の素晴らしい資源である水を
安全安心の水として美味しく頂く為に浄水器は非常に重要と感じます。
引き続き水を題材としたテーマをお送りしたいと思います。