『越後の三楽亭』‼

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スタッフブログ

以前、新潟へ遊びに行ってきました。

『田地を買うなら悪田を買い、美田にして小作に返せ』

越後随一の豪農・伊藤家の家訓。

伊藤家(北方文化博物館)は『ここが日本だと言える場所を残そう』

という思いから、戦後初の私立博物館となった。

明治20年(約136年前)に建てられた近代和風の大邸宅。

大きな囲炉裏の間は伊藤家で働く人々や地域の人々のくつろぎの場。

当時の姿を残す『通り土間』。

どこまでも続く『一本の丸桁』

30mにもなる天然絞りの杉を使用。

約100畳に広がる巨大な書院造りの大広間。

21歳の当主が自ら設計した。明治24年に完成した『三楽亭』。

三楽とは、孟子による『君子の三つの楽しみ』に由来されているそうです。

正三角形11坪の数奇屋風書院で、水屋もあり、茶室としても使用されます。

菱形の部屋と二つの三角形の部屋から構成されている。

中央の畳一枚を除き、天井・柱・建具に至るまで三角形やひし形とした独創的な建物。

備え付けの箪笥の引き出しは斜めに引き出さないと開かない。

奇なる美と楽しむ考えのもとにつくられているそうです。

一つだけある円窓は当主が瞑想を行ったそうです。

『魅力的なまちとは、老人も、大人も、子供も、みんながそこで

精一杯生きていることに誇りが持てるような、そんなまちなのではないでしょうか。

地元の人が誇りに思うものが無ければ、観光客は来ないでしょう。

人々はまちの誇りに惹かれてやってくるのです。』と館長は語ったそうです。

自分の郷土に関心をもってはじめて、自分と他の方の違いが見えるようになり、

それが自分の誇りや他の方の尊重へつながると思います・・・

 

 

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