お盆休みに成田空港のある成田市の北隣、香取市の重要伝統的建造物群保存地区・佐原に行ってきました。
佐原は利根川に近く江戸時代に舟運の中継地として栄えた町。
佐原の街並みは利根川の支流小野川の両岸沿いに続いていて、昔ながらの建物が多く残っています。
それら建物には現在カフェ、雑貨、酒屋、宿など色々な用途に使われています。
舟で運ばれてきた荷物を陸揚げするに使われていた「だし」と呼ばれる階段状の河岸。
川沿いには柳が植えられ、無電柱化が進んでいて景観がとても良い感じ。
こちらは新しく川沿いに建てられた建物。周囲の景観に合わせた建築のデザインになっています。
この日は休業日でしたが、カフェだそうです。
こういった板張りの家に住んでみたい欲望はありますが、通常の市街地においては耐火性の問題で建てにくいのが実情です。
佐原のこのエリアは防火地域、条例で重要伝統的建造物群保存地域に指定されています。
街の至る所に消火栓を設置し初期消火を迅速に行える特別な環境を整えたことで、こういった木造の建築が可能になっているとのこと。
佐原の街並みの一角に、日本地図を作成したことで有名な伊能忠敬の家もあります。
写真左手が川沿いにあり店舗で右側が住居。伊能忠敬は佐原の町の有力者だったそうです。
同じ小江戸と呼ばれる埼玉県の川越にも行った事がありますが、川越は東京からの交通の便もよく観光客がごったがえしていますが、佐原は少し離れているため快適に観光できました。