モデルハウスコンセプト(後編)

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こんにちは!設計の山口です。

数回に渡ってお送りしてきた菜園付きモデルハウスブログも今回で最終章です。

これまでにご紹介したコンセプトが建物にどのように反映されているかをご紹介いたします。

テーマは“菜園から広がる生活”という事で

菜園空間を囲うような間取りを考えました。

 

 

LDKにおいては様々なシーンを想像して各場所から菜園が見えるようなプランニングとしました。

 

ソファーでくつろいでいる時・・・

 

ダイニングテーブルで朝食を食べている時・・・

 

キッチンでお母さんが家事をしている時・・・

 

 

 

 

撮影では親目線のアングル撮影でしたが計画中には

もし自分がこの場所で生活していたらこんなシーンもありそうと思って描きました↓↓

 

 

 

どの位置にいても自然と視界に菜園が入るように

ソファーの向きやキッチンの向きを計画しています。

 

 

菜園のデッキはリビングの延長上にあり、空間を広く見せてくれます。

農作の休憩にも、子供の面倒を見ている時のちょうど良いベンチにもなります。

 

 

(おじさん達で申し訳ございません。素敵なご家族に置き換えてご想像ください)

 

 

 

また、2階では

リモートワークなどを行えるデスクコーナーを設けています。

 

 

2階でも菜園との繋がりを作りたい、緑を感じたいという想いから

リモートワークスペースをバルコニーに面して配置しました。

 

仕事に疲れた時など、すぐ横のバルコニーに出て下を見下ろせば菜園が広がっています。

 

 

子供が小さい時は菜園は野菜を育てるだけの場所ではなく

土遊びの場所にもなります。

私自身幼いころは家で良く泥遊びをしていました。

 

仕事で疲れた時に休憩がてら外の空気を吸いにバルコニーに出た時に

下で子供が遊んでいたら癒されます。

 

またバルコニーは風通しが良いので涼しい季節は気持ちが良いと思います。

 

バルコニーにはもう一つ菜園として使えるスペースがあります。

 

 

1階と同様にベンチ代わりとなるデッキ前には

プランター栽培が行えるスペースを設けている為、屋上菜園も行う事ができます。

屋上菜園スペースと洗濯物干しスペースにおいては壁が高くなっているので外部からは見えにく設計となっています。

洗濯物が見えないだけではなく、

デッキで夜風に当たっての休憩も外からの目線を気にせず行えます。

 

 

 

その他にも少し生活的な部分もご紹介

 

お出掛け前・帰宅時に大活躍の玄関横ファミリークローゼット

ロールカーテンを閉めれば来客時に隠す事もできます

 

 

 

主動線・裏動線の2WAYリビング

キッチン橫の入り口はゴミ出しや買い物帰りに便利です

 

 

 

キッチン橫の入り口手前に土間収納もあります。

こちらもロールカーテンで隠す事ができます。

 

 

 

 

バルコニーの洗濯物干しスペースは先程ご紹介した屋上菜園スペースとは分けて設けている為、動線が重ならい設計となっています。

 

 

 

脱衣所では室内干し可能。来客の際に気にならないように、こちらにもロールカーテンを取り付けております。

 

 

 

 

菜園を取り込んだ広く見える設計や、

快適な生活を送る為の要素など

26坪のお家には感じない工夫を施しています。

 

 

 

 

家族の繋がりという観点でご紹介してきましたが、

自然がもたらす癒しにおいても非常に感じられるお家となりました。

グリーンカーテンは夏の日差しを優しく遮ってくれ、

室内に緑色の美しい光を取り入れてくれます。

畑や庭だけでは演出できない雰囲気を作ってくれました。

実際にこの場所にいると緑を透過する光により、公園で木下で休んでいる時の雰囲気を思い出します。

これまでの設計っでは“緑”といえば、美しく見せる庭ばかりを作ってきましたが、

菜園やグリーンカーテンによる良さも今回は表現できたと思います。

緑の癒し効果は本当に大きいと改めて感じました。

 

住宅と緑の関係性について、もっと追求し今後も良いお家づくりを行っていきたいと思います。

 

 

4月

 

7月

 

菜園シリーズ ~完~

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