先日、浜寺公園へ遊びに行ってきました。
浜寺公園の正面に南海本線の浜寺公園駅があります。
明治40年に竣工した日本最古の私鉄の駅です。
明治の建築界に大きな影響を及ぼした『近代建築の父』辰野金吾氏が設計しました。
代表的な建築物としては、東京駅・日本銀行本店・大阪市中央公会堂などがあります。
浜寺公園駅駅舎は、優雅なたたずまいが評価され、
国の登録有形文化財として認定されています。
外観は左右対称で、上部の寄棟屋根に配置された四つのドーマ窓、
大小の切り妻屋根と下部の庇屋根が建物の正面をバランスよく構成されてます。
壁面はハーフティンバー模様で、鹿鳴館を思わせるような入口の柱。
ハーフティンバー様式とは、木造住宅建築の様式のひとつで、
柱・梁・斜材をそのまま外部に現し、
その間の壁体を石材・土壁あるいはレンガで施工したものです。
1450年~1650年頃にイギリスで盛んに行われた方式です。
駅舎は、海浜リゾート・高級住宅地の玄関口として、
浜寺地域の歴史を見守ってきました。
令和10年頃、新しい駅が完成する際、新駅の玄関口になり、
末永く保存される予定だそうです。
住まい(住宅)も同じです。
愛着の持てる飽きの来ない古美る(エイジレス)デザインが大切です・・・