あられこぼし 桂離宮②

SHARE ON
「藤乃庵」モデルハウス
設計ブログ

こんにちは。

今日からゴールデンウィークの方も多いのでしょうか。

でも緊急事態宣言下でどこにも行けませんね。

私もどこにも見に行けていないので、以前訪れた場所、桂離宮の内容の続編で失礼します。

さて、「あられこぼし」って何でしょうか?

あられ?こぼす? なんだか美味しそうな響きもありますね。

実はこんなものです。

ふーん。それで?と思われたあなた。これにはものすごい技術と庭園美が凝縮されているんです。

桂離宮の横で採取した5センチくらいの川石をぎっしり敷き詰めているのですが、

形を合わせるのも大変ですし、石の下も真砂土20センチ~30センチと砕石で5センチほどしっかり地業されています。

この施工はとても技術がいるそうで、ベテランの職人でも一人で一日30センチ角~50センチ角ほどしか施工できないそうです。

雨水はしっかり浸透し、表面は水撥ねも無く歩きやすい、歩く人のことを考えていて、見た目も美しいって感動です。

(ちなみにあられというのは霰で、上から見るとあられがこぼした様子のことらしいです。)

ちなみにお手頃価格で自然な趣きのアプローチというと、砂味洗い出しがあります。

素朴で自然な風合いが好きです。

 

pagetop