しゃかんやさん

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「空玖koukyu」モデルハウス
設計ブログ

よく左官屋さんのことを「しゃかんやさん」と呼びます。

大工の棟梁のことを「棟梁」と呼ぶのと同じくらい伝統的な響きで、なんとなく好きです。

この間現在建築中のモデルハウス空玖の現場で「しゃかんやさん」と話をする機会がありました。

左官やさんは若い方はなり手がおらず、高年齢化しているとのこと。残念です。

他材料のことや下地のことなどいろいろ教えてもらいました。

私は大工さんと同じくらい左官屋さんを尊敬しています。

それは何といっても重い材料を身軽に(軽そうに見えるけど、実際やってみるとめちゃくちゃ重い)板とコテで自由自在に塗り、美しい壁に仕上げられるからです。

そこはきっちりとした正解が無い世界。そして後戻りが出来ない世界です。

求められるイメージが出来るかは、手わざの良しあしと私達の伝え方で決まります。

なんとなくのイメージを形にして下さいました。

職人さんの背中の「闘魂」がかっこいいですね。

この手わざの表現からは工業製品には無い温かさを感じます。

現在現場も大詰めに入っています。また多くの方に見に来て頂きたいです。

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