重要文化財の隠岐諸島佐々木家住宅

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スタッフの休日

夏のお盆に隠岐諸島へ行った時に見つけた古民家を紹介します。
隠岐諸島島後島の小さな海沿いの集落にある佐々木家住宅です。

佐々木家住宅(現地看板より)
佐々木家住宅は隠岐における代々庄屋職の主屋の模式的なもので、1836年5月、東郷村(現西郷町東郷)大工覚重郎を棟梁とし、前年から延べ約600人の労力をかけて建てられた。以来今日までほとんど改造されていない。南東向き、杉皮葺、石置屋根の切り妻平屋建で桁行11間(約20m)、梁間7間(約13m)、建坪は69坪(約228㎡)である。
入口は前面に三ヶ所あり、向かって右側から玄関、中戸口、大戸口となり、かつては迎える客の位によって使い分けられた。玄関の奥には槍の間を経て神佛を祀る棚がある。
神棚がかなり多いのも特徴で、本土では殆ど失われた信仰で、隠岐島の祖型としてヘヤにトシトコ(穀霊信仰)がある。

上の文章は現地の案内看板に書いてあった説明文。今まで色々な住宅を見てきましたが、一つの家できちんとした玄関が三つもあるのは初めてかと思います。庄屋さんの家だったこともあり色んな身分の人がここに訪ねてきたのでしょう。同じ日本でも土地柄が変わると独特な住宅・間取りがあってとても面白いです。

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