常滑で陶器のお土産を買いました。
一つ目は古常滑土の小皿。
緑がかった釉薬が綺麗です。
お料理が美味しく見えそうな色ですね。
常滑は日本六古釜とされる古くからある釜ですが、昔からの土「古常滑土」は最近取れなくなってるそうです。焼き物の土は有限なのですね。
しかし2005年に開港した中部国際空港の建設時に開発時に、この「古常滑土」が出てきたとか。
ありがたい話だなと感じて購入しました。
二つ目は急須。
私の母は長年常滑の急須使っています。
母曰く「急須は常滑に限る。とにかく入れやすい。」だそうです。
常滑のお店の方に常滑の急須について訊ねてみると、常滑の急須の大きな特徴はよくある金属の茶こしがついていないそうです。常滑の土は非常に細かく滑らかで、茶こしの代わりとなる小さな穴を容易に開けれることができることが特徴らしいです。
また調べてみると、常滑の土に含まれる鉄分は、お茶のタンニンと反応して、渋みを和らげまろやかなお茶にしてくれるそうです。
美味しいお茶が飲めるって幸せですね。
藤乃庵の和室はお茶室として計画しています。
お抹茶を頂くことだけがお茶室での過ごし方ではありません。
急須で緑茶を入れて気楽にほっと一息できる。
住まいで出来る幸せな過ごし方の一つです。