桜の見頃はもう終わりましたが、今日は建材としての桜の話です。
モデルハウスのダイニングテーブルは山桜の一種 朱里桜です。
北海道に多く生息し、山地に生える落葉高木で,高さ20m,太さ50cmに達する立派な桜の木のようです。
ほんのり赤身のある優し気な表情にうっとり。。
こんな食卓でご飯を食べたら、それだけで美味しく心地よい食事の時間を過ごせそうです。
ちなみに建材においてサクラというと、山桜ではなくカバザクラが多いです。
でもこのカバザクラは植物学的には桜ではありません。
カバノキ科カバノキ属です。(ちなみに山桜はバラ科サクラ属です。)
植物学的にはサクラとは全く異なる木で山桜が希少の為代用品として使われることが多いのです。
樹の表情が桜と良く似ていることから「カバザクラ」と呼ばれています。
ちなみに同じカバノキでも北米産のカバは「バーチ」と呼ばれることが多いです。
「水目桜」もよく聞きますがこれもカバノキ科カバノキ属。
また有名な「ブラックチェリー」は桜と同じバラ科です。
「山桜」と「ブラックチェリー」は国境を超えた姉妹(女性的な木なのであえて姉妹。)
「カバザクラ」と「水目桜」と「バーチ」も国境を超えた姉妹
といったところでしょうか。
ちなみに同じ木でも、木によって表情は全く異なります。
テーブル材を決める時もお店に足を運び表情を見て、気に入った材を決めることをおすすめします。