床の間に掛け軸をかける理由は?

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掛け軸は、観賞用として床の間などのに飾られています。様々な図柄にはそれぞれの意味があり、縁起担ぎやその時期の行事によって掛け変えることがあります。

掛け軸は、元々は中国の家で礼拝用として『掛けて拝む』という仏教の仏画用として使用されていました。

掛け軸には縛る紐があり、後ろに隠したりしないで、前にきちんと垂らします。なぜかと申しますと、昔はエアコンがない時代に、障子を開けておくとツバメが巣をつくりに来ます。その時掛け軸にとまり汚れるので、この紐が風に揺られて寄ってこないようにする為だったそうです。この紐をツバメ追い(風帯)と言います。この風帯は、中国の掛け軸には見られず、日本独自の掛け軸文化と言えるそうです。

床の間は、神の宿る場所とされています。掛け軸は、その場所に縁起の良い掛け軸を掛けることで、家の運気を上昇させるといわれています。家運隆盛・健康長寿・夫婦円満・家内安全・金運上昇などをもたらす空間を演出する大切な物です。

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