台湾の街中の商店街を歩いていると人の行き来が多くどこも賑やかです。日本の最近の商店街は「シャッター商店街」と呼ばれ、閉まっている店が多く人通りも疎らです。日本で食料品・生活用品を買おうと思うとスーパーに行きます。安いし一度にある程度欲しい物が揃うからです。
台湾はというと、生鮮食品は市場で買い、生活用品は近くの商店で買うというのが一般的で、そして安い。スーパーは少し値段が高く庶民的ではないのかなと思います。
また台湾の商店街が賑やかなのは台湾人は外食が多いからではないかと思います。データー(※)によると若者の外食率は月平均20回、平日は毎日外食のような感じです。両親共働きで核家族が多いのが理由の様です。言われてみれば放課後の時間帯は街の至る所にジャージを着た学生たちがいます。子供の食育という問題は置いておいて、活気のある街のサイクルができているのは、とても羨ましいです。
そんな台湾の市場を少し回ってきました。
外食の多い台湾においては屋台で食事をするのが安く抑えれます。屋台が集まる夜市は庶民の食事処となっていて、台北の市街地内には有名・無名、大・小関わらずたくさんの夜市が点在しています。ガイドブックに載っている夜市は観光客が行っても楽しめるように食事以外にも雑貨やゲームができる店もたくさんあり規模も大きいです。ガイドブックに載っていないほとんどの夜市は基本的に規模も小さく周辺住民の食事の場という感じなのです。
上の写真は「南機場夜市」で規模は縦横100mくらいの小さな夜市。単純に夜市の名前がカッコいいという理由だけで行ってきました。
南機場夜市 : MRT「龍山駅」または「中正記念堂駅」、どちらからも徒歩20分以上かかります。
夕食だけではなく朝食も外食が普通だったりします。朝には街中に朝食用のサンドイッチやスープを売る屋台が視界に必ず一つ入ります。
台湾には朝市もたくさんあり、上の写真は文昌宮という廟を中心に広がる朝市。食事する屋台もありますが、どちらかというと生鮮食品を扱う屋台が多いです。台湾で生鮮食品はスーパーではなく市場で買う人のほうが多いらしい。
双連朝市 : MRT「双連駅」出てすぐ。
上の写真はジョギング中に偶然見つけた大龍街夜市という夜市。こちらも100mくらいの通りを中心に店が広がる小さな夜市。夜市のある場所は基本的に飲食店の集まるエリアなので、昼間でもやっている屋台や店舗で食事をすると、食費を安く抑えれます。
台湾で最も有名な士林夜市の近くにあるので、あえてここに来るという観光客は少なそうです。
大龍街夜市 : MRT「圓山駅」降りて少し歩く。
(※)参考文献:都市消費者の購買行動の国際比較分析