河内長野市三日市町にて建築中のH様邸へ行ってきました。前回行ったときは基礎の状態でしたが、現在は上棟し屋根、断熱、設備仕込み、UB据えを終え、外装と内装工事が進められています。
外装、内装の仕上げを行う前に気密測定試験を行いました。気密測定試験とは家にどれだけ隙間があるか調べるものです。
施工現場内部の様子です。床の床合板の継ぎ目、壁の設備関係の開口部、そして細かな隙間という隙間を塞いでいます。
隙間の無い高気密な家というのは、夏冬に使う冷暖房の空気を外部に逃がさない為、冷暖房の光熱費が抑えれたり、外気中のある汚染物質の屋内の侵入を防いでくれたりと、メリットがたくさんです。
気密性を知る数値としてC値という目安があります。C値(c㎡/㎡)とは建物の延床面積(㎡)に対する隙間の面積(c㎡)の割合です。一般的に気密住宅と呼ばれる住宅のC値は5.0以下とされており、延床面積が100㎡の家であれば隙間は500c㎡以下にまで抑えないといけません。
上の写真は別の現場で撮影した気密測定を行う機械です。玄関や窓を完全に閉めた状態でこの装置を使い室内の空気を外部へ強制的に排出させます。その時に排出された空気の風量等によって隙間面積を測定します。
上のモニター画面が今回の気密測定の結果です。C値は0.7でした。
延床面積が132.7㎡で空いてる隙間は92c㎡となります。ハガキの3分2くらいの広さでした。これから石膏ボードやクロスを貼り仕上がっていくと、さらに気密性が良くなるとの事です。