玄関はご家族もお客様も迎えてくれる一つの部屋です。
一般的に玄関で要件の済むお客様は60%程度と言われていますので、
玄関は常にきれいな空間にしておきたいとお考えになる方が多いようです。
元々玄関は江戸時代に殿様を迎え入れるために作られた「おもてなし」の空間です。
従って、広さと設え(しつらえ)などはある程度の水準を守るのが本来的な考えです。
大きなポイントは2つです。
一つ目は、外観のデザインとホールは一体感を持たせる。
基本的なホールのデザインは、多くの人は外観から家の中をイメージします。
玄関に絶対条件として外観と玄関ホールのイメージを一致させる必要があり
ます。この枯山水の白砂が外から玄関の中にまで連続させる事で更に一体と
なります。
二つ目は、招くことから設えを施します。
家の中に入ると正面に中庭を望めます。日中の日差しは爽やかさを楽しめます。
夜は灯り照らされた中庭を一枚の絵として皆さんに提供してくれます。
この窓はあえて低い地窓にすることで、キッチン側との視線が合わないように
配慮しています。
機能的な部分も大事です。玄関先でお使いになる掃除道具や靴・コート等、
外出時に必要なものをたっぷり収納できる土間クロークを設けています。
これが有ると玄関先はいつもきれいにかたずけることが出来ますね。
最近、採用が多くなりました。
玄関に入った瞬間で、その家全体のイメージが決まります。