あまり脚光を浴びない境界ブロック。分譲地などで隣の敷地との境界の中央に積んでいるものです。
このブロックもただ並べて置いているわけではなく、敷地の状況に応じてブロックの仕上がり高さを設定し、何段必要なのか、また高さを水平になるように施工しないといけません。
ここでポイントとなるのが高さを決めること。まず任意で高さの基準を決めます。写真でいうと杭に水平に打ち付けている板の天端が高さの基準になります。手前、奥両方板の天端の高さは同じです。これらはトランシット(測量の機械)で高さを出します。
高さの基準が決まれば、ブロックの仕上がりの高さを「板の天端から何mm下がり」という感じで指示し、糸を張ります。その糸から逆算して土を掘り、ブロックを積んでいきます。
境界ブロックを積み終えた状態。