当社の家はツーバイフォー工法がメインで、基礎が完成してから足場を立て、構造材を現場の工程に即して搬入し、現場の大工さんが建てていきます。実際のツーバイフォーを組立てている様子はコチラ。
その構造材が現場に入ってくる前段階の工場を見学してきました。その工場は北米で原木を日本のツーバイフォー規格に合わせカットされてきたものを各住宅会社に向けてプレカットする工場なのです。
建築現場に入ってくる構造材は、お客様の家に応じてあらかじめカットされて入ってきます。建て方工事に入る前に図面を工場に送り、その図面のCADデーターから必要な長さ・必要な数の部材をひろい出し、自動的に材料をカットしてくれます。
カットは「オプチカット」と呼ばれる高速カットソーで行われ、上の写真の様に各家のデーターが画面に現れ、長さや数を間違える事はないのです!
現場の大工さんによって組立てる方法が一般的ですが、あらかじめ工場で壁のパネルを組立てて現場に搬入する方法もあります。
材料を「墨付けカット機」に通すと、オプチカットと同様CADデーターから材料に柱(スタッド)位置等を割り出し自動的に墨付けしてくれます。墨出しは大工工事でもとても難しく重要な作業ですが、機械で行うとあっというまにできてしまいます。
墨で印された材料を元に同じ工場内で作業員の方たちが組立てていきます。
「三次元カット機」と呼ばれる機械です。上の写真の様な斜めに欠込み(バードマウス)を入れる場合などに使われます。