建物にかかる力を、柱などの線で支える在来工法に比べ、2×4工法は、床、壁、天井などの面で支えて建物全体に分散させるため、より大きな力に耐えることができます。上の動画はツーバイフォー工法の壁を組立て、できあがった壁を大工さんがジャッキを使って壁を起こしている様子です。
壁が出来上がるまでの工程は以下に詳しく
まずは壁の枠組を床上で組んでいきます。壁のパネルが菱型になっていないか、開口部の位置は間違ってないかと、チェックしながら組んでいきます。
できあがった枠組みに合板を並べて貼っていきます。合板の周囲と中央部に釘を打ち、枠組みと合板を固定していきます。
合板を貼り終えると、窓をくりぬきます。「ルーター」と呼ばれる機械を使い、窓が入る部分の合板をくりぬきます。
合板を貼る時の一つのポイントは、窓などの開口部がある場合は、コの字状に貼るということ(写真の緑部分)。
内装の造作工事で壁に石膏ボードを貼る時も基本同じ考え方です。
そして組み終えた壁を最初の動画で紹介したとおり、大工さんがジャッキを使い壁を起こしていきます。
ジャッキで起こした壁を、隣り合う壁・床に固定し、壁一面の完成です。