だんじりと言えば岸和田が有名ですが、南大阪を中心に各地域でだんじりが曳かれています。だんじりの形や曳き方も地域によって違います。
だんじりの形は大きく分けて2種類、泉州岸和田のだんじりの様に背が高く前に梃子がついてる「下だんじり」と、河内の比較的背が低く前梃子がなく、その代わりに担い棒という棒がだんじりを囲むようについている「上だんじり」。
曳き方も大きく分けて2種類、遣り回しで有名な泉州の下だんじりと、唄やだんじり自体を揺らしたり回したりする河内の上だんじりがあります。
私の地元の陶器地区は泉州地域の中でも珍しい全地区のだんじりが上だんじりなのです。河内と接する地域でもあり、また町自体が細く入組んでいたり、坂道が多かったりと遣り回しを主とする下だんじりには不向きな地域でもあるのです。
という訳で、だんじりの曳き方も泉州と河内を混ぜたような特殊な曳き方になっています。
祭りは毎年10月の第2土・日。堺の他の地域より一週間遅れての祭礼。見所は初日の朝から昼にかけての陶荒田神社の宮入、初日夜の福田ライフ前のパレード。2日目の夜は田園交差点とあみだ池バス停でのパレードです。
祭りの時期になると町唯一の交通手段であるバスの運行も間々ならないので、他所の地域からなかなか見学に行き難いですが、機会があればぜひどうぞ。