自分の住んでいる土地や購入する土地の地盤って気になりませんか?
新しいお家の土台となる土地が安定していなければ、安心して暮らせる強固な建物は建てられません。
この1m先がどうなっていて、10m先が・・・・。
長い年月に渡って形成されてきた地盤は種類によって、沈下や変形のしやすさに違いがあります。
土の種類を一つとっても粘性土と砂質土で大きく違います。
粘性土は・・・
水分を多く含み、水が抜けるのに時間がかかります。
そのため、建物の荷重がかかると水分が排出され、
排出された水の堆積に応じ、地盤が沈下するので、沈下終了ま
で時間がかかります。
砂質土・・・
透水性が高く、荷重をかけた途端に土中の水が移動し、
沈下はすぐに終了します。
地層にも
洪積層・・・
約250万年前〜2万年前の間に形成され、土の流れや風によって運ばれた
土砂などが堆積した地層です。長い年月が経過しているため安定しています。
沖積層・・・
約2万年〜現在の間に形成された、主に河川によって運ばれた土砂が堆積した新しい地層です。
洪積層に比べ堆積してからの年月が経過していないため地形のより不安定な地盤となる可能性があります。
このように地盤の成り立ちや水の通しやすさ(透水性)も大切な判断基準になります。
沈下も完成後すぐに兆候が現れることは少なく、
3年ぐらい経過した後から基礎にクラックが目立ち始めます。
家を建てる前や購入する前にしっかり地盤調査をすることは、
「よい家づくり」の第一歩です。