制震装置SSダンパー製造元富士宮HKSの工場に潜入!

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大阪から約3時間、静岡県は富士山の麓・富士宮市にある、当社が採用している制震ダンパーの製造元であるHKS社のダンパー製造工場に、見学へ行っていきました。

地図もわかるように、富士山の隣というか富士山の一部とも言えるべき所に工場があります。工場の敷地内は緩やかな斜面上に並んでいて、この斜面の行く先は富士山の頂上であります。見学した日はちょうど台風15号が接近していたこともあり、天気は曇り時々暴風という感じでした。晴れていれば富士山がとてもダイナミックに見れるそうです。

工場内部に潜入です。HKS社は自動車関連部品、エンジンやサスペンションを作る会社で精密機械を扱うことから、工場の内部はほとんど撮影が禁止されており、今回の見学目的であった制震ダンパーの組立工程の様子も当然NGでした。
下の写真は撮影を許可された部分で、黒く塗装を終えたダンパーのシリンダーに、SSダンパーのロゴを印字する工程です。印字する工程と言えども、円筒状のシリンダーに綺麗にロゴを入れるのも一工夫いるわけで、案内を担当してもらった制震部門の責任者の方に一つ一つ解説していただきました。

ダンパーの組立は手作業で行われています。必要なパーツを必要な数だけ揃え下準備を担当する人。パーツを組立て、一本ずつ検査・測定を担当する人。そして最終微調整を行い、梱包まで行う人。全部で3人の作業員の方たちで組立てられていました。一本のダンパーがパーツの状態から梱包されるまで約10分程かかります。手間がかかり、機械ではできない作業の末完成するダンパーは、HKS社のものづくりに対するこだわりが伝わってきます。

工場に併設されているHKSミュージアムの様子です。
会社の設立から、現在に至るまでHKSが開発に取組んだ商品などがパネルと、実際に使われていた車両等で展示されています。また香港の映画スター・ジャッキーチェンとも縁があり、至る所にジャッキーとHKS社長との写真が展示されていました。

株式会社エッチ・ケー・エス

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