今回の建物探訪は現代建築です。
石川県立図書館に行ってきました。
谷口吉郎・吉生建築館の企画展で見たこの図書館の写真や図面に圧倒され、急遽見に行くことに。設計は建築家の仙田満さん。
外観は、本のページをめくる様子をイメージしたデザイン。
タイルも素敵です。
中に入ると圧倒的広さで星空のようなドーム! 星空が輝くプラネタリウムみたい。
圧倒的な美しさに家族全員が息をのみ、言葉が出ませんでした。
日本一美しい図書館と言われているそうです。納得です。
照明はおもに本棚の上部に据えられている為、星空のように見えるのでしょう。
本がキラキラ輝いて見える。本自身が魅力的に見えるこの仕掛けには圧倒されます。
ドームはぐるっと1周回ることができ、本との出会いにワクワク感が増してきます。
この図書館は「本との出会いの場」がコンセプトになって本の案内も工夫されていて、違う角度から本を選ぶきっかけづくりをさせてくれます。「世界に飛び出す」「文学にふれる」「仕事を考える」「暮らしを広げる」などのテーマが付けられ、普段自分が興味の薄い分野にも引き込まれていきます。
天井は木のルーバー状
机は吹き抜けの中心に向き、かつそれ以外の場所にも本当に多くの椅子も設置。
外観の本を開いた部分は内部に上手く明り取りとして効果抜群。
キッズコーナーはプレイルームや走り回れる空中通路もあって子供たちは楽しそうにはしゃいでいます。
1階の端に入口があることでドームの一般本棚には子供の声は聞こえず静かに星空のような空間で本を読めます。
金沢に行かれた際には是非足を運んでみてください。