「あべのハルカス」と「レスト」の耐震+制振構造

SHARE ON
スタッフブログ
制振耐震地震関連

abenoharukas

今月の7日にグランドオープンした「あべのハルカス」。地下5階、地上60階、高さが300mの日本一高い超高層ビルです。ビルには近鉄百貨店、オフィス、ホテル、美術館、そして展望台があり、一つの建物に色んな用途が詰め込まれてます。

日本一高いこのあべのハルカスの耐震はどうなっているかというと、耐震+制振構造になっています。
耐震に関してはCFT柱と呼ばれる鉄骨とコンクリートがミックスされた柱と、ブレースと呼ばれる斜めの筋交いの様なもので地震の揺れに耐えます。
制振に関しては3種類のダンパーを組合わせたハイブリッド制振構造になっており、揺れを吸収し躯体の負荷を軽減します。中でも中層部に使われているのは「レスト」と同じタイプのオイルダンパーで、数は108台取付けられているそうです。
あべのハルカスの耐震・制振技術はコチラ。

merlogo

当社の注文住宅「レスト」も同じ耐震+制振構造を採用しています。ハルカスの規模とは全然比較になりませんが、仕組みは同じです。

巨大地震による揺れに耐えるという事は、壁や床の接合部分に大きな力が加わるという事です。また強い余震が何度も発生すれば、最初の大きな地震には耐えれたとしても、以後継続的に起こる余震の揺れでその接合部分が損傷し、建物の被害が大きくなる可能性があります。

そこで当社のツーバイフォー構造に制振ダンパーを取付ける事で、地震の揺れを付ける以前に比べ約半分に抑えることができます。
揺れを吸収する事で、接合部分にかかる負荷が軽減し、最初に起こる大きな地震と、その後の余震に対しても継続して耐震性能を維持できます。

mer24

上の写真はレストで標準装備している制振装置HKS-MERsystemを取付けた様子です。1 棟あたり約12 本前後が基本的(建坪40 坪)な施工本数です。

制振ダンパーHKS MERsystemを実際ご覧いただけるように、随時構造見学会を開催しています。
詳しくはイベント情報をご確認ください!!

※2015年2月18日、記事一部訂正。

pagetop