アジア最大の鉄道駅と呼ばれている中国の首都北京にある北京南駅に行ってきました。この駅は日本の鉄道駅に見られない特徴があります。
北京南駅は空港と同じ様に動線が計画されていて、出発と到着でフロアが違います。ホームは地上1Fにあり、降りる人・乗り換える人は地下のコンコースへ、またこの駅から乗る人は2Fフロアから地上ホームへ降りるという感じなのです。
列車が到着した後の駅から出ようとする人と、列車に乗り込もうとした人ととがぶつかり合わない様な計画になっています。おかげで2Fの出発フロアも騒がしい雰囲気もなく、落ち着いて列車を待てる感じでした。
中国には有名な建築家が建てたダイナミックな建築が多く、遠めに見ている分には十分綺麗なのですが、近寄って見てみると施工の粗さが目立ちます。
上の写真は北京南駅の地下2F、地下鉄と乗り換えフロアの様子。天井から吊るしてある看板が傾いてます。吊っている棒の長さが違うのが原因。また、天井のルーバーも壁の際で長さがマチマチなので、すっきり見えません。寸法を正確に測ったり・寸法通りカットできないのは、施工面でまだまだ発展途上だなあと感じました。
その点、日本のどんな建物に入っても、さほど違和感感じなく過ごせるのは、日本の職人さんはとても技術があって、きっちりとしてるなあと、つくづく思うのでした。