基礎工事が完了した後、
建て方工事が始まりますが、何と言っても とても重要な工事が土台の取り付けです。
土台は、基礎と建物(木造部分)を繋ぐとても重要な役割を果たしています。
が! 意外と住宅メーカーによっては、採用されている部材に、大きな差が現れる部位です。
この土台廻りに、どれだけ拘って材料を選定して、使われているかによって
建物の良し悪し、そして各メーカーの住宅建築の取り組み方が分かってしまう部分でもあります。
この部品はアンカーボルトと土台を留める為の特殊なナットです。
このナットは、一般的のナットと 座金と言われる金属プレートが一体化した形状をしています。
その上、ナットが逆回転しないように形状化されているので、将来的にも土台とボルトが緩む心配はありません。
この写真は通気ロングキソパッキンです。土台と基礎の間に挟み込むことで 床下の通気性が向上し、湿気から木材を守ってくれます。
床下の大引き(土台と同じ部材)を支える束としては、木製や樹脂製の束もありますが、
メンテナンス性に優れた束としては、ゴムシートを付けた鋼製束を採用しています。
これによって、床鳴り・結露等の予防にもなります。
床下の断熱材として、厚60㎜のポリスチレンフォームを敷き込んでいるので、
寒さ対策もバッチリですね!
土台・大引きには非常に強度のある米栂を採用しています。
1階の床合板には、F☆☆☆☆の構造用合板 厚28㎜を敷き込んでいる為、
床の剛性が高く、安心ですね。
住いへの拘りは沢山ありますが、将来への安心安全を考えるならば、
何よりも構造躯体をしっかりしておく事が、重要なポイントですね。
これから 住いを計画する際には、是非参考にして頂きたいと思っています。